会社情報
経営理念
勤勉に業務に邁進し、他人に迷惑をかけず、全力で支え合い、独立自尊の精神を大切に、ともに成長してまいります
社長メッセージ
私たちは、鋼鉄貿易を基盤とする企業として、**「長久の道、ゼロからの出発」**という理念のもと、長期的な発展を大切にし、信頼関係を何よりも重視しています。短期的な利益に囚われるのではなく、持続的で安定した成長を目指し、堅実に歩んでまいります。
品質を重んじる企業として、常にサービスの改善に努め、得た経験を活かし、お客様との信頼関係を築きながら長期的なパートナーシップを構築しています。また、社会的責任を果たすことにも重点を置き、お客様、地域社会、そして社員との絆を大切にし、全員が心からの「帰属意識」を感じられる環境を目指しています。
主要事業の分野では、安定した品質とサービスを維持しながらも、現代技術を取り入れ、伝統産業としての枠を超えたイノベーションにも取り組んでいます。このようにして企業としての活力と競争力を維持しています。
私たちの企業の使命は、単に現在の成長を追求するだけでなく、次世代や社会全体に貢献し続けることです。また、信頼性・安定性・効率性の高いサプライチェーンを通じて、地域社会や地元産業の持続可能な発展にも貢献してまいります。
代表取締役社長 韓嘉坤(カン・カコン)
会社概要
商号 | ゼロ鋼材株式会社 |
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本社 | 天津市北辰区人民家園22-1 |
創業 | 昭和52年11月24日 |
設立 | 令和5年4月15日 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 韓 嘉坤 |
営業部門 | 普通鋼課 特殊鋼課 貿易課 経理課 |
主要取引銀行 | 中国建設銀行 南開支店(チャイナ・コンストラクション・バンク 南開支店) |
招商銀行 天津南開万徳庄支店(チャオシャン・バンキング 天津南開万徳庄支店) | |
主要仕入先及びメーカー | 首鋼京唐鋼鉄联合有限責任公司(シュコウ・ジンタング・コウテツ・ユウゲンセキニンガイシャ) |
宝山鋼鉄株式会社(ホウサン・コウテツ・カブシキガイシャ) | |
鞍山鋼鉄グループ株式会社(アンシャン・コウテツ・グループ・カブシキガイシャ) | |
内蒙古包鋼鋼聯股份有限公司(ナイモウコ・バオコウ・コウレン・ゴフンユウゲンセキニンガイシャ) | |
事業内容 | 熱延鋼板、縞鋼板、酸洗鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板(亜鉛メッキ鋼板、アルミ亜鉛メッキ鋼板、亜鉛アルミマグネシウム鋼板)、形鋼、線材、薬芯溶接ワイヤー用の専用鋼帯の製造 |
沿革
昭和52年(1977年) | 談金徳が天津市南開区において五金商社を創業 |
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昭和62年(1987年) | 談桂鳳が総経理に任命される。 |
平成7年(1995年) | 衣料品商社を設立。 |
平成17年(2005年) | 鉄鋼流通会社を設立し、韓毅が総経理に就任。 |
平成25年(2013年) | 内モンゴル包鋼鋼聯股份有限公司と共同で、薬芯溶接ワイヤー専用冷間圧延鋼帯の開発に成功。 |
平成26年(2014年) | 海外鋼材貿易の設計を開始。 |
令和5年(2023年) | 日本市場を対象とした「ゼロ鋼材株式会社」を設立。 |
セロ株式会社の歴史は、1970年代に遡ります。当時の中国は文化大革命の終盤に差し掛かっており、初代の創業者たちは希望に満ちた未知の地、天津に足を踏み入れました。見習いからスタートした創業者たちは、常に『勤勉こそが業を成し、怠惰は業を損なう』という精神を胸に、顧客のニーズを最優先に事業を営んできました。この精神は、後のセロの理念である「勤勉に専念し、他者に迷惑をかけず、誠心誠意他者を支援し、自立と尊厳を持って共に成長する」の原型となりました。
1990年代、中国は改革開放という歴史的な経済転換期を迎えました。変革の時期に、セロの第2世代経営者は新規事業を立ち上げ、天津市紅橋区の「大胡同卸売市場」で新たな挑戦を始めました。彼らは、中国南部の経済中心地である広州や台湾からスタイリッシュで快適な靴下を仕入れ、当時の実用性重視でファッション性に乏しかった市場に新しいトレンドを提案しました。その結果、これらの靴下は天津の街角から商業施設まで幅広く受け入れられる人気商品となりました。
この経験は、市場ニーズの重要性を深く実感させただけでなく、セロの成長に大きな影響を与えました。初代の創業者が大切にしてきた「勤勉、専念、他者支援」の精神は、セロの企業理念の基盤として確立されました。

その後、起業ブームの中で競争が激化し、事業運営がますます困難になる中、第2世代の経営者は大胆に転換を図り、冷却技術と電気技術を活かして「セロ冷却設備修理会社」を設立しました。2000年代初頭、中国経済が急速に発展する中で、エアコンや冷蔵庫などの家電が広く普及しました。セロはこの機会を活かし、家電の保守・修理サービスを通じて多数の顧客を獲得しました。この過程で、「誠心誠意他者を支援する」というサービス理念が改めて確認されました。
お客様の期待に応えるため、セロは家電業界での豊富な経験を活かし、次第に鉄鋼分野へ進出しました。2010年には、鉄鋼ビジネスが急成長している状況を踏まえ、単純な仕入れ販売モデルに依存するだけでは将来的な競争力を維持できないと判断しました。そこで、小規模市場への進出を目指す5年計画を立て、特に「フラックス芯入り溶接ワイヤー専用鋼帯」の分野に注力しました。顧客のフィードバックに基づき、セロは包頭鋼鉄と協力し、「YXHS」ブランドの専用鋼帯を開発しました。細部へのこだわりと専門的なサービスを提供することで、セロは華北地域で最も専門性の高い鋼帯供給業者としての地位を確立しました。
中国の鉄鋼業はその歴史が数十年と浅く、日本の百年を超える鉄鋼貿易会社に比べれば短いものの、セロは「百年企業」を目指し、業務を磨き続けています。
現在もセロは、「勤勉に専念し、他者に迷惑をかけず、誠心誠意他者を支援し、自立と尊厳を持って共に成長する」という核心理念を守り続け、顧客に高品質なサービスを提供し、社会や地域社会に貢献しています。セロの成長は、自己の使命への忠誠を超え、パートナー、地域社会、そして社会全体への持続的な貢献を目指しています。
鋼材事業部